FEED BOX
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情報は流さない。情報源を置く。

Feed Boxは、自分で選んだ情報源にそれぞれ場所を与える、ブラウザのホームです。

Feed Boxのデスクトップ画面:3カラム構成。左カラムにはNEXT(タスク・ノート)、TIME(東京の日付・日の出日の入り・年間進捗)、World Time(東京・シンガポール・ロンドン・ニューヨーク・ロサンゼルス)、Exchange Rate(USD/JPY、EUR/JPY)。中央カラムにはRSSニュースフィード(2NN 2ちゃんねるニュースナビゲータ、ライフハッカー・ジャパン)。右カラムには痛いニュース、東洋経済オンライン、ギズモード・ジャパンのフィード。ヘッダーにはFeed BoxのワードマークとDuckDuckGo検索バー。上部にResident(小さなフラミンゴとサボテン)が表示されている。

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iGoogleのあとに

iGoogleには、ブラウザのホームはどうあるべきかという明確な思想がありました。自分で構成する場所であること。自分で情報源を選ぶこと。それぞれの配置を自分で決めること。そして、それらをひとつの面からすべて一度に見渡すこと。

iGoogleがなくなったとき、そうしたブラウザホームの使い方も、その多くが失われました。それでも、自分で情報源を選び、それぞれに場所を与え、ひとつの面として同時に眺めるという考え方は、いまでも有効です。

Feed Boxは、その原理を受け継ぎながら、2026年の自分がブラウザのホームに本当に必要とするものにあわせて再構築した場所です。

なぜ、面なのか

世の中の多くの情報インターフェースは、情報を一本の縦方向のストリームにまとめます。ある情報源のあとに別の情報源が続き、表示順は開く前から決まっています。最初に何を見るかも、システムが決めた「次」に左右されます。

ストリームは、ひとつの流れを追うためにある。面は、複数の情報源を一度に把握するためにある。

ストリームは読む行為に適しています。ひとつの文脈を追いたいとき、縦に流れる順序をスクロールしていくのは自然な形です。Feed Boxはその用途を置き換えるものではなく、別の用途を担っています。

どこを見るか決める前に、複数の情報源で何が起きているかを俯瞰したいとき、面は異なる働きをします。ページを開くと、すでにいくつかの情報源が視界に入っている。スクロールではなく、視線を走らせる。どこに注意を向けるかを決めるのは、インターフェースではなく自分自身です。

Feed Boxがデスクトップで高密度な3カラムを採用しているのは、単なるデザインの好みではなく、その密度こそが面を機能させるからです。一度に視界に入る情報源が増えて初めて、俯瞰は本当の意味での俯瞰になります。

場所が変わらないこと

箱の配置は自分で決めます。編集モードで、それぞれの箱を置きたい場所へドラッグする。それ以降、その位置は自分のものになります。

中身は変わる。場所は変わらない。

新着が届く。未読数が変わる。取得に失敗し、復帰する。最終更新時刻が進む。そのどれも、箱の位置を動かしません。新しさや更新頻度、その他のいかなる理由でも、Feed Boxが勝手に並べ替えることはありません。自分で決めた配置は、次に開いたときもそこにあります。

これは、面が面として機能するために不可欠なことです。もし中身の変化によって情報源が勝手に動き回れば、読むことよりも「どこへ移動したかを探すこと」に時間を奪われてしまいます。どこに何があるかをだいたい覚えている。それが、素早く見渡せる理由のひとつです。

置くものは自分で選ぶ

この面の上には、自分が置くと決めたものだけが並んでいます。購読しているサイトのRSSやAtomフィード。Googleニュースに登録し、一致する新着を定点観測するための検索RSSフィード。取り組んでいることや考えていることを書き留めておくNEXT。時間を把握しておきたい都市のWorld Time。チェックしている通貨ペアのExchange Rate。いまこの瞬間を示すTIME。そして、どこか遠くのライブ映像やカメラにつながる小さな窓、LIVE WINDOW。

これらは種類のまったく異なるものです。ニュース、自分自身の次の行動、世界の時計、為替レート、現在という時刻、遠くの現実。共通しているのは、自分がここに置くと決め、ここに留まり続けていることだけです。

Feed Boxは何を読むべきかを推薦しません。重要度で順位をつけたり、どの情報源に注意を向けるべきかを決めたりもしません。アルゴリズムが関連性があると判断したからといって、何かが最上位に押し上げられることもありません。ここにあるのは、自分が置いたものだけです。何を置くかは、自分で決めます。

残すものだけ、外へ

Feed Boxはナレッジマネジメントシステムではありません。読んだものをすべて蓄積する場所でもありません。基本の動きはシンプルです。面を見渡し、残したいものを選び、その先へ渡す。

どの記事からでも、ObsidianのVaultにある今日のデイリーノートへ送信できます。なぜこれを残すのか、何につながるのか、どう扱いたいのかといったメモを添えることもできます。添えなくても構いません。この受け渡しは一方向です。Feed Boxは記事をObsidianに渡すだけで、Vaultの中身を読み取ったり、受け渡しが成功したかを確認したりはしません。

見渡す、選ぶ、渡す。その循環です。送らなかったものは、残さない。それでいい。目にしたすべてのものを保持し続ける面は、もはや見渡すための面ではなく、アーカイブになってしまいます。

Resident

ページの上に、小さなものが住んでいます。ここにあるすべてに、目的が必要なわけではありません。